ごあいさつ

 祖父である大井田行雄が下仁田町に大井田薬局を開局したのが昭和3(1928)年ですので、開局100年がもうすぐということなります。細々とではありますが、長きにわたり続けてこられたのは、地域の皆様を始め、関係各位の方々のお陰であると感じており、感謝の気持ちでいっぱいです。

 父である大井田知二が跡を継ぎ、その後二人の息子である兄と私が薬剤師となって地元に帰り20数年。この間、有限会社から株式会社への移行、従業員も増え、店舗も富岡店、高崎東店、田町店の開設、と順調に発展をさせていただいております。また、平成30(2018)年8月には下仁田本店の新築移転、令和4(2022)年3月には下仁田本店増築と併設する至誠堂ビルでデイサービスセンター福寿くらぶを開所いたしました。
 100周年に向け更なる発展を目指していくにあたり考えることは、今後とも祖父が開局したときに定めた屋号である至誠堂の名に恥じぬよう、地域医療の一端を担うべく、誠実に地域の皆様の健康を守るために努力していきたいということです。
 私たちはただ単に薬を売るだけではなく、私たちに係る全ての皆さんが心身ともに健康であってほしい、そして楽しく毎日を過ごしてほしい、そんな想いで日々取り組んでいます。
 病気を治すためだけに薬局があるのではなく、病気にならないように薬局ができること、そして心と体を元気にするために私たちができることを考え、暮らしを楽しみ、暮らしを愉しむことができるよう、医療、福祉、介護の分野で地域の皆様の健康を見守っていきたいと考えております。

 少子超高齢化社会を迎え、特に南牧村、下仁田町を始め群馬県西部地域は、全国的に見ても少子化が顕著に進行し、高齢化比率の高い地域であります。しかしながらこのことは、私たちができるサービスや薬局としてしなければならないことが実は数多くあるということでもあります。できることを着実にそして確実に積み重ねていきたいと考えておりますので、皆様におかれましては、今後とも変わらぬご指導をしていただきますようお願い申し上げます。


令和4年8月
代表取締役社長 大井田 文雄